社債とは?

投資

ソフトバンクグループ株式会社 第8回利払繰延条項・期限前償還条項付無担保社債で、ソフトバンクの社債について調べた内容を共有させて頂きましたが、いい機会なので「社債に」ついて基本的な情報を調べてみました。

社債とは何か

社債とは、企業がお金を借りるために発行する「借用証書」のようなものです。

たとえば、ある会社が

  • 工場を建てたい
  • 新しい事業を始めたい
  • 借金を借り換えたい

というとき、銀行だけでなく、投資家からもお金を集めることがあります。
そのときに発行するのが社債です。

つまり、社債を買うということは、

「その会社にお金を貸す」

という意味です。


株との違い

初心者の方が混同しやすいのが、との違いです。

  • 会社のオーナーの一部になるイメージ
  • 業績が良ければ大きく値上がりすることがある
  • 配当が出ないこともある
  • 元本保証はない

社債

  • 会社にお金を貸すイメージ
  • あらかじめ決められた利息を受け取るのが基本
  • 満期まで何もなければ元本が返ってくる
  • ただし会社が破綻すると返ってこないことがある

つまり、
株は「応援して成長を一緒に取りにいく」商品
社債は「お金を貸して利息を受け取る」商品
と考えるとわかりやすいです。


社債の仕組み

社債には、基本的に次の3つの要素があります。

1. 利率(クーポン)

社債を持っている間にもらえる利息です。

たとえば、
額面100万円・年利2%の社債なら、
年間で2万円の利息を受け取るイメージです。
(税金は別でかかります)

2. 満期

お金が返ってくる期限です。

たとえば「5年満期」なら、5年後に元本が返ってきます。

3. 発行体

社債を出している会社のことです。
どの会社が出しているかで、安全性や利率が大きく変わります。


具体例で見ると

たとえば、A社が次のような社債を出したとします。

  • 額面:100万円
  • 利率:年2%
  • 満期:5年

あなたがこの社債を100万円分買うと、

  • 毎年2万円の利息を受け取り
  • 5年後に100万円が返ってくる

というのが基本形です。

つまり、会社が約束どおり返済すれば、
預金より高めの利息を狙えることがあるのが社債の魅力です。


社債のメリット

1. 利息が比較的わかりやすい

株の配当は変わることがありますが、社債は発行時に条件が決まっていることが多く、受け取る金額の見通しが立てやすいです。

2. 満期まで持てば元本が戻る可能性が高い

会社が倒産しなければ、通常は満期時に元本が返ってきます。

3. 株より値動きが穏やかなことが多い

株のように大きく上下しにくい場合が多く、安定運用を好む人に向くことがあります。


社債のデメリット・リスク

1. 倒産リスク

最大の注意点です。
発行した会社の業績が悪化したり、破綻したりすると、

  • 利息が払われない
  • 元本が返ってこない

ことがあります。
これを信用リスクといいます。

2. 途中で売ると損をすることがある

満期まで待たずに売る場合、市場価格が下がっていて損をすることがあります。

3. 金利が上がると、社債価格は下がりやすい

世の中の金利が上がると、すでに出ている低利率の社債は魅力が薄れるため、価格が下がりやすくなります。

4. 株のような大きな値上がりは期待しにくい

社債は基本的に「利息を受け取る商品」なので、株のような大きなキャピタルゲインは狙いにくいです。


「元本保証」ではない

ここはとても大事です。

社債は、満期まで持てば元本が返ることが多いですが、
預金のような元本保証ではありません。

会社が返済できなければ戻らない可能性があります。
そのため、

利率が高い社債ほど、リスクも高いことがある

と考えるのが基本です。


利率が高い社債はなぜ高いのか

初心者の方は、
「利率が高いならそっちの方が得では?」
と思いがちです。

ですが、そう単純ではありません。

利率が高い理由としては、

  • 会社の信用力が低め
  • 業績に不安がある
  • 返済順位が低い
  • 期間が長い

などがあります。

つまり、
高い利率は“おいしい条件”というより、“リスクへの見返り”
であることが多いです。


社債を見るときのチェックポイント

初心者の方は、まず次を確認するとよいです。

1. どの会社が発行しているか

有名企業でも安心しきってはいけませんが、まずは発行体の信用力を見ることが大切です。

2. 利率は高すぎないか

同じ時期の他の社債と比べて不自然に高いものは、理由を確認した方がよいです。

3. 満期は何年か

満期が長いほど、金利変動や会社状況の変化の影響を受けやすくなります。

4. 劣後債かどうか

会社が破綻したとき、返済順位が低い社債を劣後債といいます。
普通の社債よりリスクが高いので注意が必要です。

5. 期限前償還条項があるか

会社側が途中で早めに返済できる条件があると、想定していた利息を最後まで受け取れないことがあります。


社債はどんな人に向いているか

社債は、次のような人に比較的向いています。

  • 株よりも値動きが穏やかな商品を持ちたい
  • 定期的な利息収入を重視したい
  • 満期まで保有する前提で考えられる
  • 発行企業の信用リスクを理解して選べる

一方で、

  • 大きな値上がり益を狙いたい人
  • すぐ換金したい可能性が高い人
  • 元本保証が必要な人

には、あまり向かない場合があります。


ひとことでまとめると

社債とは、

「企業にお金を貸して、その見返りとして利息を受け取る金融商品」

です。

そしてポイントは次の3つです。

  • 利息が比較的わかりやすい
  • 満期まで持てば元本が戻ることが多い
  • ただし、会社が破綻すると元本割れの可能性がある

つまり、
預金より高い利回りを期待できることがある一方で、企業の信用リスクを負う商品
と理解するとよいです。

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