KDDIが2月6日に発表する予定だった決算が延期となりました。一体何事?!と思いましたが、理由は、連結子会社(ビッグローブ/ジー・プラン)の広告代理事業で、実体のない取引(架空取引)が行われ、売上が過大計上されていた疑いが判明したためのようです。気になったなので詳しく調べてみました。
何が起きたのか(概要)
- KDDIは、子会社ビッグローブとその子会社ジー・プランの広告代理事業において、社員による不適切な取引の疑いを公表。外部弁護士・公認会計士で構成する特別調査委員会を設置しました。
- 報道ベースでは、架空取引により売上が最大約2,460億円規模で膨らんでいた可能性、また手数料等として約330億円が社外に流出した恐れがあるとされています。
発覚までの時系列(わかっている範囲)
- 2025年12月中旬:一部広告代理店からの入金遅延がきっかけで、売上等の過大計上の可能性が判明。
- 2026年1月上旬:追加調査で、広告代理事業の一部に社員による不適切取引の疑いを確認。
- 2026年1月14日:KDDIが正式に公表し、特別調査委員会を設置。
- 2026年2月6日:調査継続を理由に、2026年3月期第3四半期の決算発表を延期(3月末めど)。
何が問題視されるのか(論点)
1) 会計・ガバナンス上の重大性
「実体のない取引」で売上が積み上がっていた場合、連結決算の信頼性に関わります。KDDI自身も、決算の開示延期や特別調査委員会設置に踏み切っています。
2) キャッシュの社外流出リスク
売上の“見かけ”だけでなく、代理店手数料名目等で資金が外部に出ていた可能性(約330億円)が指摘されており、こちらがより深刻な争点になり得ます。
3) 影響の範囲(KDDI本体の通信サービス)
少なくともKDDIは、今回の件が通信サービス提供そのものとは切り分けである旨を説明しています。
今後どうなる?(チェックポイント)
- 特別調査委員会の報告書で、取引の実態、関与範囲、内部統制の欠陥、再発防止策がどう示されるか。
- 過年度を含む決算修正・影響額の確定(売上の取り消し、利益影響、必要なら責任の所在)。
- 市場面では、報道後に株価が大きく動いたことも報じられています。
明日は株価や配当についての影響を考察してみます!
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