OKTA(オクタ)

Okta 投資

本日はOkta社について共有させて頂きます。一般的にはあまりなじみのない会社ではありますが、私が購入した経緯も踏まえて記載させて頂きます。

OKTA社(オクタ)とは?

Okta, Inc.(オクタ)は、クラウドベースのアイデンティティ管理(ID管理)とアクセス管理(IAM)を提供するアメリカのIT企業です。企業や組織が従業員・顧客の認証・認可を管理するためのソリューションを提供し、セキュリティと利便性の両立を実現しています。

簡単にいうと色々なクラウドを使っているとID管理が大変なので、それを一元管理するソリューションを提供する会社ですかね。

OKTA株購入のきっかけ

投資内容についてでも少し触れていますが、友人と何かのきっかけで飲んだ際に、投資の話になり、その際OKTA社の株が最近下がっていることを聞きました。それから株価をチェックしていたのですが、何かタイミングがあって、下記の内容で購入したんだと思います。(何のタイミングかは覚えてません。。)

購入日株数購入単価購入金額種別
2022/10/3160$56.50¥507,576特定

株価はゆっくりと上がってきていますので、今のタイミングで売れば、30万ぐらいのプラスですかね。どこかでNVIDIAみたいに爆上がりしてくれるといいのですが。。

以下、Oktaの情報を収集したので、共有させて頂きます。


OKTAの基本情報

  • 企業名:Okta, Inc.(オクタ)
  • 設立:2009年
  • 本社:アメリカ・カリフォルニア州サンフランシスコ
  • 上場市場:NASDAQ(ティッカーシンボル:OKTA)
  • 事業内容:クラウドベースのID・アクセス管理サービス
  • 主な競合:Microsoft(Azure AD)、Google(Google IAM)、Ping Identity、CyberArk

OKTAの主なサービス

① Identity and Access Management(IAM)

Oktaの中核となるサービスで、企業の従業員や顧客のIDを安全に管理し、適切なアクセス権を付与する。

  • シングルサインオン(SSO)
    • ユーザーが1回のログインで複数のクラウドアプリケーションにアクセス可能
    • 例:Google Workspace、Salesforce、AWS、Slack など
  • 多要素認証(MFA)
    • パスワードに加えて、生体認証(指紋・顔認証)、SMS、ハードウェアトークンを活用した二段階認証
  • 統合ID管理(Lifecycle Management)
    • ユーザーのアカウント作成・削除・権限変更を自動化
    • 例:従業員の入社・退社時のアカウント管理を簡素化

② Customer Identity and Access Management(CIAM)

企業が顧客向けに提供するサービスのログイン・認証を管理する。

  • シームレスなログイン体験
    • OAuth、OpenID Connect(OIDC)、SAML などの標準プロトコルに対応
    • 例:Webサービスやモバイルアプリへの統一ログイン
  • ボット・不正アクセス対策
    • AIを活用して異常なログインを検知し、自動ブロック

③ Okta Workforce Identity Cloud

従業員向けのクラウドID管理プラットフォーム。
企業のIT部門が、安全にクラウドアプリケーションへのアクセスを制御可能。


④ Okta Auth0(オースゼロ)

2021年に買収した**Auth0(オースゼロ)**は、開発者向けの認証プラットフォームで、APIを活用してアプリケーションに認証機能を簡単に組み込める。

  • 開発者向けの強力なAPI
    • 企業が独自のカスタム認証システムを開発可能
  • カスタマイズ可能な認証フロー
    • ユーザー体験に合わせたログイン画面や認証プロセスを構築

OKTAの強み

① クラウドネイティブなID管理

  • 100%クラウドベースで、オンプレミスの複雑なシステムを必要としない
  • ハイブリッド環境にも対応(オンプレミス+クラウドの両方を管理可能)

② ゼロトラストセキュリティ

  • 「信頼しない」を前提としたゼロトラストモデルに対応
  • 企業のリモートワークやBYOD(個人デバイス利用)にも適用可能

③ Microsoft Azure ADやGoogle IAMとの競争力

  • マルチクラウド環境に最適化され、Microsoft製品に依存しない企業にも人気
  • 企業がベンダーロックインを回避しやすい

④ グローバルな採用実績

  • **Fortune 500企業の約40%**がOKTAを採用
  • 米国政府機関、金融機関、大手企業での導入実績多数

OKTAの課題

① Microsoftとの競争

  • Microsoft Azure AD(Entra ID)はOffice 365との統合が強く、OKTAが競争するのは容易ではない
  • Microsoft 365を利用している企業はAzure ADを選ぶ傾向がある

② セキュリティインシデント

  • 2022年、Oktaの一部サポートシステムがハッキングされ、一部の顧客情報が流出
  • セキュリティ企業としての信頼性を維持することが課題

③ 価格競争

  • 無料・低価格のIAMソリューションと比較して、OKTAのコストは高め
  • 中小企業には導入ハードルがある

OKTAの将来性

① ゼロトラスト戦略の強化

  • リモートワークの普及により、ID管理の重要性が増加
  • ゼロトラストセキュリティ市場でのシェア拡大を狙う

② AIによるセキュリティ強化

  • AIを活用した「リスクベース認証」や不正アクセス検知を強化

③ Auth0との統合

  • **開発者向け市場(DevSecOps)**に強みを持つAuth0の技術を活かし、企業向けだけでなくスタートアップ市場も狙う

④ パートナーシップ拡大

  • Google Cloud、AWS、Salesforceなどとの提携を強化し、より多くのクラウド環境に対応

競合比較

企業主な製品特徴
OktaOkta Identity Cloudマルチクラウド対応、ゼロトラスト戦略
MicrosoftAzure AD (Entra ID)Microsoft 365と統合、企業向けに強い
GoogleGoogle Cloud IAMGoogle Workspaceと連携、無料プランあり
Ping IdentityPingFederate, PingOneエンタープライズ向け、カスタマイズ性が高い
CyberArkPrivileged Access Security特権アクセス管理(PAM)に特化

まとめ

OKTAはクラウドベースのID管理・アクセス管理ソリューションを提供
企業向けのSSO、MFA、ゼロトラストセキュリティに強みを持つ
Microsoft Azure AD(Entra ID)と競争しながら、マルチクラウド対応で差別化
2021年のAuth0買収により、開発者向け市場も拡大
セキュリティ対策強化とAI活用が今後の成長ポイント

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