早いもので今日から7/1となり、今年の後半戦に突入します。今年の目標である資産10%グロースの成長目標が達成できるかは、これからの日本及び米国株並びにインド株の成長に起因するので、頑張って欲しいところです。各マーケットの2025年上半期の主な出来事を振り返ってみました。
日本市場
① 日銀が17年ぶりに利上げを実施
物価上昇と企業業績の回復を背景に、日銀は長期金融緩和から脱却し、3月に政策金利をプラス圏に引き上げ。市場では金利上昇による株価調整が一時的に発生。
② 国内企業の大型M&Aが相次ぐ
日本企業による買収・統合が加速。アジア最大規模のM&A金額を記録し、企業の成長戦略が株価評価につながる動きが目立つ。米欧企業買収も進展。
③ インフレ進行で日経平均が調整
コアCPIが3%台後半を記録し、生活必需品中心に価格上昇。消費鈍化懸念が出たことで、小売・サービス株中心に下落。4〜5月に日経平均は調整局面入り。
④ 米金利上昇が日本株に波及
米国の長期金利上昇により、グロース株に売り圧力。日本の輸出企業株にも影響が出て、円安と合わせて投資判断が分かれる展開となった。
⑤ 海外投資家の日本株再評価
ガバナンス改革や円安による競争力向上を受け、海外ファンドが日本株の構成比を増加。特に自社株買い・ROE重視の企業に買いが集中した。
米国市場
① トランプ政権が追加関税を発動し市場急落
第2次トランプ政権が4月初旬、中国やEUに対し新たな関税を導入。市場では通商摩擦懸念が再燃し、S&P500とNasdaqが一時的に大幅下落した。
② テスラやNVIDIA中心に“押し目買い”が加速
急落後、ハイテク大手への割安感から個人・機関投資家が買いを入れ、4月下旬から株価が急反発。「Buy the dip」戦略が機能し市場心理を回復。
③ S&P500とNasdaqが過去最高値を更新
AI・半導体セクターを中心に買いが続き、6月にはS&P500が6,173ポイント、Nasdaqも史上最高値を記録。金利安定と企業好業績が追い風に。
④ 大型M&AやIPOが活況を呈す
CharterによるCox買収(約220億ドル)、SalesforceによるInformatica買収(約80億ドル)などのM&A案件が続き、投資家の期待感を刺激した。
⑤ 2026年の利下げ観測が市場を下支え
インフレ鈍化と経済ソフトランディングへの期待から、FRBによる2026年前半の利下げ予想が広がる。AI投資への期待も高まり、株式市場を支えた。
インド市場
① Sensexが6000ポイント超の急騰と小型株への注目
1〜6月、Sensexは約6000ポイント(約8%)上昇し過熱感が拡大。ただ、その影響で低調だった小型株に注目が移り、次相場のカギと見られています 。
② HDBファイナンシャルが15億ドル規模IPOを実施
2025年上半期最大規模となるHDB Financial Servicesの1.5 BドルIPOが2日で完売。リテール需要の強さを示し、IPO市場の底堅さを裏付けました 。
③ NSEがSEBIと16億ドル規模で和解交渉
NSEがSEBIとの間で約160 Mドルの和解提案。これが承認されれば、上場に前向きな姿勢を示すことになり、ガバナンス強化への期待が高まっています。
④ 外国マルチトレーダーがインドに進出、取引インフラ整備も
Citadel、IMC、Optiverなどの海外トレーディング大手がインド市場に本格進出。NSE・BSEで高速取引拠点を増設する動きも進行中です。
⑤ SensexとNiftyが年末に向けた方向性に注目集まる
上半期末にSensexが452ポイント安落(Niftyも25,550割れ)。金融株の利確売りが主因。中東・米経済要因にも左右され、不安定さが広がりました。
トランプ関税ショックから大分回復を見せていますが、まだ回復したぐらいです。なので後半戦、ここから各国の株価が成長することを大きく願ってます!
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