本日は、高配当株としてチェックしている「セイノーホールディングス」について共有させて頂きます。チェックする前はあまり私も知らない企業だったのですが、中々面白い企業ですね。
基本情報
項目 | 内容 |
---|---|
会社名 | セイノーホールディングス株式会社 |
英語名 | SEINO HOLDINGS CO., LTD. |
本社所在地 | 岐阜県大垣市(旧西濃運輸が拠点) |
設立 | 昭和21年11月1日(1946年11月1日) |
創業 | 昭和5年2月11日(創業としての起点) |
資本金 | 約 42,481,000 千円(424.81 億円) |
上場市場 | 東証プライム、名証プレミア |
決算期 | 3月期 |
代表者 | 田口 義隆 氏 |
主なグループ構成 | 西濃運輸を中核とする物流グループ(グループ会社数は約 90 社程度との報道あり) |
事業内容・主力領域
セイノーホールディングスは、持株会社の形でグループを統括し、以下のような事業を展開しています。
主力事業
- 貨物運送事業(陸運)
長距離輸送、定期便輸送(特積み輸送)など、幹線輸送を強みとしています「カンガルー便」などブランド名で親しまれています。 - 貨物利用運送業・物流ネットワーク
複数の運送業者、物流会社と連携して、統合輸送や共同輸送の仕組みを提供。 - 倉庫業 / 物流センター運営
荷物の保管、入出庫、流通加工・梱包作業・検査などの機能を併せ持つ物流センターの運営。 - 国際物流・通関代理
海上・航空輸送、国際輸送手配、通関業務など国際物流対応サービス。 - 自動車販売 / 物品販売 / 不動産賃貸 / 金融など
物流以外にも多角的な事業を手掛けています。特に自動車販売、不動産賃貸、金融事業などが含まれます。 - その他事業
農業、地域事業、派遣業、人材サービスなど、地域密着型の多様な事業を展開している報道もあります。
特徴・強み・戦略的取組み
セイノーホールディングスは、単なる物流企業にとどまらず、以下のような特徴的な戦略・取組みを持っています。
- アセット保有力
グループ全体で大規模な車両・土地・倉庫などの物流資産を保有しており、それを活用する力があります。 報道では、グループ保有のトラックは約 3 万台という数字も出ています。 - オープンアセット活用 / オープンイノベーション
従来は自社専用で使ってきたアセット(土地・建物・車両など)を他社や社会に開放し、”共創”の形で新価値を創る取り組みを推進しています(「O.P.P.」構想など)
たとえば、物流拠点の空きスペース、夜間車両の稼働・非稼働時間帯を活かす案、ドローン物流やスタートアップとの連携などが挙げられています。 - 中長期方針「ロードマップ2028」
将来の「ありたい姿」を示す中長期計画を掲げ、環境対応、物流効率化、地域連携、技術導入(デジタル化・自動化・ドローン物流等)を重視しています。 - JV・提携・スタートアップ連携
例として、ラクスル社とのジョイントベンチャー「ハコベル社」設立、ドローン物流会社との協業、物流プラットフォーム企業との提携などが報じられています。 - 環境・持続可能性
「Green物流」など、環境負荷低減の観点を取り入れた物流システム構築を目指す方針が語られています。
次回は、配当及び株主優待観点で共有させて頂きます。
※情報は調査した時点での内容になりますので、今後変わる可能性があることはご留意ください。
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