note株式会社②

投資

前回(note株式会社)で、Note株式会社の企業概要を紹介させて頂きました。今回は、株価や株主優待目線での分析を共有したいと思います。

最新の株価と指標(2025年9月時点)

指標数値
株価1,278 円/株
年初来の高値・安値高値:約 2,909 円(2025年2月)/安値:約 504 円(2025年1月)
発行済株式数16,634,800 株
時価総額21,259 百万円(約 212~215 億円)
PER(予想)187.9〜198 倍
PBR(実績)8.9〜12.5 倍
配当予想0 円(無配)

収益・業績予測

アナリスト予想およびコンセンサス見通しによる note の業績予測状況は以下の通りです。

決算期/年度売上高予想純利益予想備考
2024年11月期3,312 百万円(実績)純利益 約 98 百万円 黒字転換が実現済み
2025年11月期アナリスト予想で 約 4,020 百万円 の売上 純利益予想 約 107 百万円 増収増益見込み。営業利益などもプラスを想定されている。
  • note の業績はここ数年で「赤字 → 黒字転換」のフェーズに入っており、2024年度および2025年度は黒字が見込まれています。
  • 売上成長率は比較的高め。2024→2025年度ではおよそ +20 %台の増収予想がされている見込みです。

株価見通し・評価

アナリストおよび投資情報サイトでの見方は以下のようになっています。

出典状態・予想コメント
みんかぶ(Minkabu)予想株価 844 円、評価「売り」現在の株価 1,278 円に対して低めの目標値。過熱感・調整リスクを織り込んでいる模様。
証券会社アナリストコンセンサス中立評価 成長見通しはあるが、株価が既に期待をかなり織り込んでいるとの見方も。
理論株価レンジ(IFISなど)PBR・PER 基準で算出された「理論株価レンジ」は下限〜上限まで幅あり:例 PBR基準で約 1,442 円、PER基準で約 1,600〜2,100 円 上限ケースなど。

リスク・注意点

将来見通しを判断する上でのリスク要因も重要です:

  1. 高PER・期待先行の状況
     現在の株価水準では利益に対する評価が非常に高く、成長が期待通り行かないと下落余地が大きくなる可能性あり。
  2. ボラティリティの大きさ
     過去に「急上昇 → 急落」の動きがあり、株価が短期間で大きく動く可能性があること。
  3. 収益モデル・コスト構造の実行力
     売上が増えてきてはいるものの、コスト(人件費、開発投資、マーケティング、サーバー運用等)の拡大も見込まれ、利益率確保が鍵。予想通りの黒字を維持できるかどうか。
  4. 市場環境・グロース株への資金動向
     金利動向、投資家のリスク許容度、景気予測などが、成長株・グロース銘柄全般に影響を与える。金利上昇局面では割高感が強調されやすい。

総合的な見方(私見)

私の見立てとしては、note の株価には「成長期待」がかなり織り込まれており、短〜中期的には業績がしっかり伸び続けるかどうかが試金石になる銘柄です。もし売上・利益の見通しが外れたり、コストが想定よりもかかるようなら、株価は現在水準から調整圧力を受ける可能性があります。

ベースケース(普通の期待通り成長するケース)では、1,000〜1,500 円のレンジに落ち着く可能性が高いと思います。強気シナリオなら、特別な好材料(新規サービス成功、大口契約、提携など)があれば 2,000 円台も視野に入るかもしれませんが、少し強気すぎる株価のような気もしますね。

先日、株主優待の発表がありました。

https://contents.xj-storage.jp/xcontents/AS05592/cfc73e41/f98e/4d15/bf53/387bd77a4ad2/140120250819544024.pdf

有料コンテンツがこれからどこまで伸びていくのかは定かではありませんが、情報化社会においてお得な情報はお金を払ってでも見たいという消費者心理が大きくなれば、この株主優待は重要視され、株価へいい影響を当たるかもしれませんね。

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