フジテレビ問題

FMH 投資

現在、巷で大騒ぎになっているフジテレビ問題ですが、調べてみるとダルトン・インベストメンツの狙いが浮き彫りになってきたので、共有させて頂きます。

大株主情報(2024年9月30日現在)

現時点で、株式会社フジテレビジョンは、フジ・メディア・ホールディングスの完全子会社であり、全株式を同社が保有しています。フジ・メディア・ホールディングスの大株主情報は以下です。

  • 発行済株式の総数234,194,500株
  • 単元株式数100株
  • 株主数42,816名

(注1) 発行済株式の総数には、自己株式及び放送法に基づき名義書換を拒否した株式(外国人持株調整株式)が含まれております。
(注2) 2004年4月1日付で普通株式1株を2株に分割し、2013年10月1日付で普通株式1株を100株に分割しました。

大株主

株主名持株数(千株)比率(%)
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)26,02811.11
東宝株式会社18,5727.93
株式会社日本カストディ銀行(信託口)8,3303.56
株式会社文化放送7,7923.33
株式会社NTTドコモ7,7003.29
ステート ストリート バンク アンド トラスト カンパニー 5050016,1542.63
関西テレビ放送株式会社6,1462.62
NORTHERN TRUST CO. (AVFC) RE SILCHESTER INTERNATIONAL INVESTORS INTERNATIONAL VALUE EQUITY TRUST5,4442.32
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(退職給付信託口・株式会社電通口)4,6501.99
株式会社ヤクルト本社3,9691.69

上記には、今話題となっている、「ダルトン・インベストメンツ」は入っていません。恐らく、(注1)に該当するのではないかと思われます。

ダルトン・インベストメンツは何をしたいのか?

様々なニュースサイトで、ダルトン・インベストメンツはフジ・メディア・ホールディングスに向け、女性トラブル騒動で物議を醸している中居に関する同社の対応について、「コーポレートガバナンス(企業統治)に重大な欠陥がある」と指摘。透明性が欠如しているとして、第三者委員会による調査を求めた、と報じられてますが、彼らの目的は何なんでしょうか?気になって少し調べてみると、2024年6月に気になる記事を見かけました。

「フジテレビが「上場廃止」? 米投資ファンドの“MBO”要求にどうあらがうか」

この記事の中に、こう記載があります。

「同社の儲けの半分以上は不動産やホテル事業で、もはや放送事業がメインとはいえません。一方、2000億円近い現金及び預金・有価証券と5000億円近い不動産を保有しています」

なるほど。。。彼らの目的は、フジ・メディア・ホールディングスが保有している、不動産及び金融資産が目的なんですね。決して、日本のメディアの不正を正し、日本のマスメディアの在り方をより良くしたいという思惑で動いているわけではなさそうですね。。

まあ、これは、これでわかりやすいです。株主として自身の利益を追求するのは当然のことなので。

考察

ジャーニーズ事務所の時もそうでしたが、日本のマスメディアの問題に対して、日本国内で自浄作用が起きづらい状況に今はなっていると思います。上記に記載した大株主達も正面からメディアに対して不正をただせと言い辛い状況になっていると思いますので。

なので、個人的には、国がどうにかすべきだと思いますが、国家議員もマスメディアを敵に回したくない人が多そうですしね。ここは、今はやりのSNSやネット民の声で、政治家を動かすしかないんですかね。。。

ちなみに、私は今テレビを殆どみません。偏向報道が激しすぎるので、見ていると嫌悪感さえ覚えます。なので、日本のテレビを含めたマスメディアの抜本的な改革は大歓迎です(笑)。

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