先週仕事で米国に出張に行ってきました。その際MGS Resorts Internationalの系列ホテルに泊まったので、詳細を調べてみました。
概要
MGM Resorts Internationalは、アメリカ・ネバダ州ラスベガスを拠点とする世界有数の統合型リゾート(IR)運営企業です。カジノ、ホテル、エンタメ施設を組み合わせた巨大複合施設の開発・運営で知られています。
- 本社所在地:ネバダ州ラスベガス
- 設立:1986年(前身企業を含めると1970年代)
- 業態:統合型リゾート(カジノ、ホテル、エンタメ、レストラン、コンベンションなど)
- 上場:ニューヨーク証券取引所(ティッカー:MGM)
- 従業員数:世界で約8万人(2024年時点)
主なラスベガスの施設
MGMグループはラスベガス・ストリップ沿いに多数の有名ホテル&カジノを所有・運営しています。
施設名 | 特徴 |
---|---|
Bellagio | 高級リゾート。噴水ショー「Bellagio Fountains」が世界的に有名 |
MGM Grand | 世界最大級のホテル。アリーナや多彩なショーを併設 |
The Mirage | 火山ショーで有名(2024年ハードロックに売却・転換予定) |
Mandalay Bay | 大型コンベンションセンターや水族館「Shark Reef」を併設 |
ARIA Resort & Casino | 最新型スマートホテル。高級感と環境配慮設計が特徴 |
New York-New York | ニューヨークをテーマにした外観とローラーコースター |
事業構造
- カジノ事業:ラスベガスおよび全米、海外(マカオ)で運営
- ホテル・リゾート事業:高級〜中価格帯まで幅広いブランドを展開
- エンターテインメント:シルク・ドゥ・ソレイユのショー、ボクシングやUFCなどのスポーツイベント
- 飲食・小売:著名シェフのレストランや高級ブランドショップ
- MICE事業:国際会議や展示会の開催
海外展開
- MGM Cotai / MGM Macau(マカオ)
アジア市場向けの統合型リゾートで、中国本土からの観光客が主なターゲット。 - 日本市場
大阪・夢洲IR計画にオリックスと共同参画(開業予定:2030年前後)。
最近の動向(2023〜2025年)
- デジタル化強化:MGM Rewardsアプリで宿泊、カジノ、ポイント管理を統合
- ESG投資:再生可能エネルギー導入、プラスチック削減、地元経済貢献
- 不動産戦略:施設を不動産投資信託(REIT)MGM Growth Properties経由で売却し、運営に専念
- 2024年サイバー攻撃事件:ランサムウェア被害により一時的にホテル予約・カジノシステムが停止
- 大阪IR:2024年に正式認可、総事業費約1兆800億円
競合企業
- Caesars Entertainment(シーザーズ)
- Wynn Resorts(ウィン・リゾーツ)
- Las Vegas Sands(ラスベガス・サンズ/マカオ・シンガポール中心)
投資家視点
- 強み:ブランド力、立地資産、IRノウハウ、多角的収益構造
- 課題:景気変動・規制リスク、カジノ依存度、サイバーセキュリティ
- 株価動向:観光回復やマカオ需要の戻りで回復傾向だが、金利高止まりや中国経済の影響を受けやすい
本日は概要レベルにしておいて、明日ホテルの位置関係やお勧めホテル、カジノについて共有させて頂きますね。
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