最近良くインドが日本を抜いてGDP4位になるってニュース記事を目にしますが、実際どうなんでしょう?ちょっと気になったので調べてみました。
色々な角度で比較してみました。
インドが日本を抜いて経済大国になるという話題は、2020年代に入り現実味を帯びてきています。これは単にGDP規模での比較だけでなく、人口動態、産業構造、地政学的影響力、技術革新力など複合的な要素によって評価されます。色々な角度で比較してみました。
✅ 経済規模:名目GDPの逆転
1. 最新の名目GDP(IMF予測 2024-2025)
国名 | 名目GDP(2024年予測) | 世界順位 |
---|---|---|
アメリカ | 約28兆ドル | 1位 |
中国 | 約18兆ドル | 2位 |
日本 | 約4.2兆ドル | 3位(→4位へ後退) |
インド | 約4.1兆ドル | 4位(→3位へ浮上) |
※2025年にはインドが日本を抜き「世界第3位の経済大国」になる見込みです。
🔍 インドが成長する背景と要因
人口ボーナス
- 世界最多の人口:約14.3億人(2023年に中国を抜いた)
- 若年層が多く、労働力人口の平均年齢は約28歳(日本は約48歳)
デジタル・インフラとスタートアップの台頭
- UPI(統一決済インターフェース)によるキャッシュレス社会
- 世界有数のITサービス輸出国(TCS、Infosys、Wipro など)
- ユニコーン企業数は世界第3位(米中に次ぐ)
政策支援
- 「Make in India」政策による製造業育成
- 税制・投資制度の簡素化
- 半導体・電気自動車・再生可能エネルギーへの重点投資
地政学リスクと中国への代替
- 米国・EUなどが「チャイナ・プラスワン」としてインドに注目
- 友好的な日米関係を活かした技術提携・資本流入
⚠️ 課題も多い
分野 | 課題の例 |
---|---|
インフラ | 電力・道路・港湾などの整備が遅れ |
教育 | 農村部の教育格差とスキル不足 |
雇用 | 非正規・インフォーマル労働が過半数 |
貧富差 | 都市と農村、富裕層と貧困層の格差が大きい |
政治制度 | 汚職、官僚主義、地域政党の台頭 |
📊 経済規模と購買力の観点
指標 | 日本 | インド |
---|---|---|
名目GDP | 高い(2024年まで3位) | 急成長中、2025年に3位へ |
一人当たりGDP | 約3.5万ドル | 約3,000ドル(まだ発展途上) |
GDP成長率 | 0〜1%程度 | 6〜7%(高成長) |
購買力平価(PPP)GDP | 世界4位 | 世界3位(すでに日本を上回る) |
🔮 今後の展望(2030年代に向けて)
年 | 主な見通し |
---|---|
2025年 | インドが名目GDPで日本を抜いて3位 |
2030年頃 | 一人当たりGDPも中所得国レベルへ |
2040年代 | インドが中国に次ぐアジアの経済エンジンとして確立 |
🇮🇳 インドが「経済大国」として注目される理由のまとめ
- 成長率の高さと人口構造の強み
- 技術とデジタル化の急進展
- 地政学的な好位置とグローバル企業のシフト
- 政府主導の経済改革とインフラ投資
とデータから見るとそうですが、あの国の文化は独特なのではたしてそのようにうまくいくかは懐疑的です。ただ、インド株にも投資しているので、頑張って成長してくれることを願っています!!
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