任天堂②

投資

先日(任天堂)で任天堂の企業概要について共有させて頂きました。本日は配当を中心に調べた内容を共有させて頂きます。

株価・指標

  • 任天堂の株価・業績データは、会社四季報オンラインでも確認できます。
  • Yahoo!ファイナンス 日本版によれば、次期配当予想が 129 円/株、配当利回り(予想ベース)が 0.99 %、直前期(2025年3月期)の配当性向は 50.1 % という数字が出ています。
  • kabuyoho(株予報)による配当履歴では、過去数年の配当推移が以下のように示されています:
      - 2021/03:222 円/株
      - 2022/03:203 円/株
      - 2023/03:186 円/株
      - 2024/03:211 円/株
      - 2025/03:120 円/株
      - 2026/03(予想):129 円/株
  • 任天堂の IR サイトによる配当情報によれば、2025年3月期は中間 35 円、期末 85 円、合計 120 円。2026年3月期は年間 129 円を予想。
  • 配当方針も IR にて記載されており、各期の利益水準を考慮した配当支払いを基本方針としており、期末配当金は「営業利益の 33%」基準と「連結配当性向 50%」基準のいずれか高い方を採用する方式が紹介されています。

配当推移・配当性向

任天堂の過去数年の配当金額と配当性向の傾向をまとめると、以下のような特徴が見られます。

年度(3月期)配当金(1株あたり)備考 / 特記事項配当性向
2021/03222 円高め水準約 55.1%(計算値)
2022/03203 円減少約 50.2%(みんかぶデータ)
2023/03186 円減配傾向約 50.1%(みんかぶ)
2024/03211 円増配傾向約 50.1%(みんかぶ)
2025/03120 円大幅な減配配当性向 50.1%(会社発表)
2026/03(予想)129 円回復予想
  • 配当利回りは最近では 0.98〜0.99 % 程度と低めの水準。
  • 配当性向は、最近の傾向では 50.1 % に据え置かれており、会社として利益の半分程度を配当に回す方針が見られる状態です。
  • ただし、2025年3月期の配当金額(120 円/株)への減配は、過去の水準(200 円台)から見るとかなり大きな変化で、配当政策の見直しや収益状況の変化を反映していると考えられます。

将来見通し・リスク要因

任天堂の株価・配当の将来を考えるにあたって重要なポイントとリスクを整理します。

注目ポイント

  1. 新ハード・ソフトの投入効果
     Switch の後継機・新作タイトルのヒットが業績・収益性を左右。これが配当力回復につながる。
  2. 利益回復が前提
     配当性向 50% を維持できるかどうかは利益ベースの改善が不可欠。減益期には配当据え置きまたは減配の可能性あり。
  3. キャッシュフロー重視
     配当に対して十分なフリーキャッシュフローを維持できるか。無理のある配当設定は持続性を損なう。
  4. 為替・海外販売比率
     任天堂は海外売上比率が高いため、為替変動リスク、輸出コスト、国際需要の変動が業績や配当に影響する。
  5. 株主還元方針の整合性
     配当+自社株買いなど複合的な還元政策展開の可能性。会社方針がどこまで明示されているかも鍵。

リスク要因

  • 高コストな開発投資が重くのしかかる
  • ハード普及が予想に届かない
  • 競争環境の激化(他社プラットフォーム、スマホゲーム等)
  • 規制・法律の変化(ゲーム規制、著作権政策)
  • 収益性低下期には配当維持が難しくなる可能性

※情報は調査した時点での内容になりますので、今後変わる可能性があることはご留意ください。

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