三菱HCキャピタル

投資

本日は、「三菱HCキャピタル」について調べた内容を共有させて頂きます。企業としての名前は知っていたのですが、業態などはあまり知らなかったので、いい機会なので詳しく調べてみました。


基本情報

  • 会社名:三菱HCキャピタル株式会社
  • 英文名:Mitsubishi HC Capital Inc.
  • 証券コード:8593(東証プライム)
  • 本社所在地:東京都千代田区丸の内
  • 設立:1971年(※2021年に経営統合)
  • 決算期:3月
  • 従業員数:約8,400名(連結)
  • 事業内容:総合リース・金融サービス

会社の成り立ち(統合の背景)

三菱HCキャピタルは、

  • 三菱UFJリース(三菱UFJフィナンシャル・グループ系)と
  • 日立キャピタル(日立グループ系)
    2021年4月に経営統合して誕生しました。

この統合により、

  • 金融力(銀行系)
  • 産業・技術知見(メーカー系)
    を併せ持つ、日本最大級かつ世界有数の総合リース会社となっています。

事業セグメント(非常に幅広い)

同社の特徴は、単なる「リース会社」ではない点です。

主な事業領域

  1. カスタマーソリューション
    • 設備リース・割賦
    • 不動産、物流、航空機、船舶
    • 中堅・中小企業向け金融
  2. 海外地域
    • 北米、欧州、アジアを中心とした海外金融・リース
  3. 航空・ロジスティクス
    • 航空機リース(世界有数の規模)
    • コンテナ・船舶関連
  4. 環境エネルギー
    • 再生可能エネルギー(太陽光・風力)
    • ESG・脱炭素投資
  5. モビリティ
    • オートリース、EV関連
  6. 不動産・インフラ
    • 商業施設、データセンター、社会インフラ

👉 「モノを貸す」から「事業・社会を支える投資・金融」へ進化しているのが最大の特徴です。


ビジネスモデルの強み

① 安定収益型モデル

  • リース・ファイナンス中心で、景気変動耐性が高い
  • 長期契約・分散投資によりキャッシュフローが安定

② 世界トップクラスの規模

  • 総資産は約10兆円規模
  • 航空機・再エネなど大型アセット投資に強い

③ 親会社・提携網の強さ

  • 三菱UFJグループとの連携
  • 日立グループ由来の産業知見
  • 世界20カ国以上で事業展開

ESG・成長分野への注力

三菱HCキャピタルは、ESG・サステナビリティを成長戦略の中核に据えています。

  • 再生可能エネルギー投資の拡大
  • 脱炭素・循環型経済支援
  • 社会インフラ(医療・物流・通信)への投資

👉 「金融を通じた社会課題解決」を明確に掲げている点は、長期投資家からの評価ポイントです。


業界内での位置づけ

  • 日本のリース業界最大手
  • オリックス、東京センチュリーと並ぶ国内トップクラス
  • グローバルでは航空機リースで世界上位

投資家目線での特徴(概要)

  • 高い安定性:景気後退時も比較的耐性あり
  • 配当重視の株主還元:インカム投資向き
  • 成長性は中庸:急成長より「着実な拡大」型
  • 長期保有向き銘柄として評価されやすい

三菱HCキャピタルは、「金融 × 産業 × ESG」を軸に、
安定収益と社会課題解決を両立する“日本最大級の総合リース会社”です。次回は、株価及び配当利回りの観点から調べた内容を共有させて頂きます。

※情報は調査した時点での内容になりますので、今後変わる可能性があることはご留意ください。

※投資はあくまでも自己責任で!

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