本日は株式会社ベリテです。こちらも崇拝する桐谷さんの動画を拝見した時に、高配当銘柄として紹介されていたもので、私自身はあまりなじみのない企業でした。なので、業態含めて詳しく調べて行きたいと思います。
基本情報
- 社名:株式会社ベリテ (Verite Co., Ltd.)
- 銘柄コード:9904(東証スタンダード市場)
- 本社所在地:神奈川県横浜市神奈川区鶴屋町3-33-8(〒221-8705)
- 設立:法人設立 1948年5月13日
- 創業:昭和11年7月(1936年7月)
- 資本金:1億円(100百万円)
- 従業員数:単独で436人(2025年3月末時点、パートタイマー・嘱託含む)
- 売上高:79億4,700万円(2025年3月期)
- 主な事業内容:宝飾品専門小売チェーン(取扱商品:宝飾品、宝石、貴金属、時計、ファッショングッズ)
事業内容・特徴
- ジュエリーチェーンのパイオニアとして、国内に複数ブランドを展開。ブランド例:VERITE、MAHARAJA DIAMOND、MiMiKaZaRi、Velicia。
- “まごころMENU”というサービス付帯(無料クリーニング・修理・加工・地金下取り・リフォームなど)を通じて顧客接点・アフターサービス強化。
- 経営ビジョン:「Diversity with Brilliance」 ― 多様性を尊重しながら輝きを追求する
- 直近の経営状況:2025年3月期決算では、売上高7,947百万円(=79.47億円前後)、営業利益875百万円、経常利益919百万円、当期純利益569百万円、前期比でそれぞれ増収・増益となっている。
強み・注目点
- 宝飾品というライフイベント(婚約・結婚・記念など)に密接な商材を扱っており、比較的景気変動や消費マインド・インバウンド動向の影響を受けるものの、ブランド展開・サービス付加価値で競争力を維持。
- チェーン展開・複数ブランド運営によるポートフォリオ化が進んでおり、特に時計・ファッションジュエリー・ブライダル領域など幅を持たせている。
- アフターサービス(クリーニング・修理)というリピート・関係構築の仕組みを備えており、単純な買い切り小売モデルからの付加価値化が進んでいる。
課題・留意点
- 宝飾品・時計という分野は、消費者マインド・景気・為替・原材料価格(金・プラチナ・ダイヤモンド)など外部環境変動に影響を受けやすい。
- 若年層の消費傾向変化、所有から利用/レンタル、SNS・ECの台頭といった構造変化にどう適応するかが問われる。
- 売上規模が大手小売と比べて大きくないため、スケール・コスト競争・出店・ブランド投入における投資負荷が相対的に大きくなる可能性あり。
- 株主還元(配当・優待)や成長性・収益性の改善が、株主・投資家視点でのキードライバーとなるが、その実現が継続的に可能かどうかが注目される。
今後の方向性・戦略
- 経営メッセージとして「いかなる環境の変化にも対応できる強固な事業基盤の構築」に取り組んでおり、商品開発力・接客技術・粗利率改善を柱としている。
- ブランド強化・新商品アイコンの投入、出店戦略の展開、新事業戦略創出を掲げている。 取締役社長CEOのコメントでも「これまで利益還元を見送っていた状況から定期配当を実施できるようになった」という業績改善の手応えが述べられている。
- 国内店舗網を拡大するとともに、差別化(ブランド・サービス)を通じて、単なる価格競争からの脱却を図っている。
宝飾業界はあまりなじみがないのですが、着実に業績を上げている会社なので、次回は配当利回りなどを中心に調べてみたいと思います。
※情報は調査した時点での内容になりますので、今後変わる可能性があることはご留意ください。
※投資はあくまでも自己責任で!
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