本日はファイザーについて共有させて頂きます。コロナ禍の時にワクチン開発で日本でも有名になったと思いますが、その後の経営状況含めて調べてみました。
ファイザー(Pfizer Inc.)企業概要
基本情報
- 正式社名:Pfizer Inc.
- 本社所在地:アメリカ合衆国 ニューヨーク州ニューヨーク市
- 創業:1849年
- 上場市場:ニューヨーク証券取引所(NYSE)
- ティッカー:PFE
- 従業員数:約8万人(グローバル)
- 事業内容:医療用医薬品・ワクチンの研究、開発、製造、販売
会社の位置づけ
ファイザーは、世界最大級の製薬会社(メガファーマ)の一角を占めるグローバル企業です。150年以上の歴史を持ち、基礎研究から臨床開発、製造、販売までを自社で担う総合力を強みとしています。
主な事業領域・製品分野
ファイザーはスペシャリティ医薬品とワクチンを中心に事業を展開しています。
- ワクチン
- 新型コロナウイルスワクチン(BioNTech社との共同開発)
- がん(オンコロジー)
- 乳がん、前立腺がん、血液がんなど
- 免疫・炎症領域
- 関節リウマチ、乾癬、炎症性腸疾患など
- 循環器・代謝系
- 心血管疾患、高脂血症
- 希少疾患
- 遺伝性疾患・難病向け医薬品
👉 近年は「高付加価値・専門性の高い医薬品」に経営資源を集中させる戦略が明確です。
研究開発(R&D)の特徴
- 年間R&D投資額:数百億ドル規模
- 重点分野:
- mRNA技術
- がん免疫療法
- 遺伝子治療・細胞治療
- 外部連携:大学・バイオベンチャーとの共同研究やM&Aを積極活用
ファイザーは自社開発だけでなく、有望な技術を持つバイオ企業を買収・提携する「オープンイノベーション型」の研究戦略を取っています。
近年の動き・トピック
- 新型コロナワクチンにより2021〜2022年に売上・利益が急拡大
- コロナ関連需要の反動で一時的に業績は調整局面
- その後は
- がん・希少疾患領域の強化
- 大型M&A(例:がん・免疫系企業の買収)
- パイプライン拡充
へと舵を切っています
強み
- 世界トップクラスの研究開発力と資金力
- グローバル販売網(先進国・新興国)
- ワクチン・がん領域など成長分野への集中
- 規制対応・臨床試験のノウハウが豊富
留意点・課題
- 特許切れ(パテントクリフ)による売上減少リスク
- 医薬品価格規制(特に米国)
- 大型M&A後の統合リスク
- 為替や医療政策の影響を受けやすい
ファイザーは「世界の医療インフラを支える研究開発主導型のグローバル製薬企業」と言えます。
短期的には業績の波がありますが、中長期ではがん・ワクチン・次世代医療技術を軸に、引き続き医薬品業界を牽引する存在といえます。
次回は、株価及び利回りの観点から調べた内容を共有させて頂きます。
※情報は調査した時点での内容になりますので、今後変わる可能性があることはご留意ください。
※投資はあくまでも自己責任で!
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