本日は米国高配当株の一つである、アルトリア・グループについて共有させて頂きます。高配当銘柄としては有名な同社ですが、タバコ産業ということで、JT同様将来的な課題は抱えていますね。ただ恐らく電子タバコ製品の中で一番有名なICOSや、フィリップモリス系の紙巻タバコという世界的にも有名なプロダクトを多数持っているのは大きな強みだと思います。
アルトリア・グループとは?
アルトリア・グループ(Altria Group, Inc.)は、アメリカ合衆国バージニア州リッチモンドに本社を置く持株会社で、主にタバコ製品の製造・販売を行っています。
業態:
アルトリア・グループの事業は以下のセグメントに分かれています:
- 喫煙用製品:子会社のフィリップ・モリスUSA(PMUSA)を通じて、可燃性タバコを製造・販売しています。
- 経口タバコ製品:U.S. Smokeless Tobacco Company LLC(USSTC)を通じて、無煙たばこ製品を提供しています。
- 電子タバコ製品:完全子会社であるNJOY, LLC(NJOY)を通じて、電子タバコ製品を販売しています。
今後の展望:
アルトリア・グループは、伝統的なタバコ製品の需要減少に対応するため、以下の戦略を展開しています:
- 製品ポートフォリオの多様化:電子タバコや無煙たばこ製品の開発・拡充を進めています。
- コスト削減と効率化:5年間で6億ドルのコスト削減を目指す近代化イニシアチブを計画し、初期コストは1億ドルから1億2500万ドルと予想されています。
- 財務の安定性:過去54年間連続して増配を行い、予想配当利回りは7.88%と高水準を維持しています。
課題:
アルトリア・グループが直面する主な課題は以下の通りです:
- 規制強化:タバコ製品に対する規制が強化される中、事業運営に影響を及ぼす可能性があります。
- 違法市場の存在:違法なタバコ製品の流通が、正規市場の売上に影響を与える可能性があります。
- 消費者嗜好の変化:健康志向の高まりにより、タバコ製品の需要が減少するリスクがあります。
アルトリア・グループは、これらの課題に対応しつつ、製品の多様化と効率化戦略を通じて、持続的な成長を目指しています。
約8%という、安定的な高配当を生み出していることは投資家にとって、大変憂いしいことですが、喫煙人口の減少や、愛煙家にとって喫煙しづらい環境(受動喫煙に対するネガティブキャンペーン、喫煙場所の限定化)など逆境を乗り越えて今後も成長して欲しいと思います!
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